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Concept

〈story〉
赤い花の木

私は、何百年も地道に育ち立派な大木に成長した。それは決して私だけの力ではない。

当初小さかった私は、人々に水を与えてもらったり虫除けの藁を巻いて守ってもらったりと
成長を後押ししてもらいながら育った。

それはもう嬉しくてたまらない出来事だった。

大切に優しく育ててくれた人々には感謝でいっぱいだ。もちろん日光や雨、大地にも感謝している。
この感謝を赤い花でお返ししていて、咲く頃には人々が遊びに来てくれる。

赤い色は、生命の歌、愛の証。

人々への感謝を愛をもってお返しし、遊びに来る後世の人々をおもてなしする。
それが私がここに咲いている意義である。

支えてくれた万物よ。ありがとう。

これからも私は赤い花を咲かせ続ける。

この作品は、施設のホールの壁やホテルのラウンジ、エントランス等、
広い空間におすすめの作品です。