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Work

Concept

〈story〉
赤い花の木

私たちはいつも着飾ってばかりだ。
綺麗な服、綺麗なお化粧。

本当の私を誰が知っているかと
涙を流しながら窓を開け庭に飛び出す。

そこには、いつもと表情を変えた
赤い花々が咲いていた。

着飾ることなく凛と咲く赤い花。
情熱的で力強い。

涙が花びらに落ちた時、
太陽の光が反射して
煌びやかな光が辺りを轟かす。

周りの光や土、水に支えられて
綺麗に咲き誇る赤い花の力強い生命力を感じて、
私も同じなのだと気付いた。

私は一人じゃない。
この力強く咲く赤い花のように
私も咲かなければ周りも報われない。
そう思い、私は凛とした表情で部屋に戻った。


この作品は、施設のホールの壁やホテルのラウンジ、エントランス等、
広い空間におすすめの作品です。